Source:Best Coffee > News Author:qjroot Published:2024-05-17 18:32:06
ここしばらく、世界のコーヒー価格は各国の天候回復や輸出量の増加、国際在庫の回復に伴って急落した。
さかのぼる4月、ベトナムは干ばつに見舞われて水資源が不足し、主要なコーヒー産地が高温の深刻な影響を受け、コーヒーの木の枯死なども発生した。これにより生産量が減少して供給が逼迫し、ロブスタコーヒーの価格は4月に一時45年ぶりの高値を付けた。

その後5月初旬になると、コーヒー最大の生産国であるブラジルとベトナムが4月のコーヒー輸出報告を発表し、報告では両国とも生産量と輸出量が増加していた。インターコンチネンタル取引所(ICE)が発表したコーヒー在庫量も正常な水準に戻った。さらに、ベトナム現地に降雨が訪れたことも加わり、コーヒー価格は下落し始めた。
しかしここ数日、コーヒー価格はやや持ち直し、上昇傾向が見られている。

ここ数日、ベトナム・ダクラク省のブオンマトゥオット・コーヒー協会(Buon Ma Thuot Coffee Association)会長によると、中部高原地域ではすでに雨が降り始めて干ばつが緩和されたものの、現時点では降雨の分布が不均一で総量も依然として不足しており、結実期にあるコーヒーの木の需要を満たせていないという。
また、ベトナムのコーヒー総生産量の3分の1を占めるダクラク省では、約40%のコーヒーの木がいまだ十分な水分を得ていないと指摘した。これまでダクラク省の5月の平均降雨量は200ミリだったが、現時点の降雨量はわずか20〜30ミリで、昨年同時期より50%減少している。

雨によって過去2か月の干ばつは緩和されるものの、降雨量は逆境を解決するには不十分であり、ベトナム・コーヒー・カカオ協会は依然として生産量が20%減少し、直近4年間で最低の147.2万トンにとどまると予測している。これによりベトナム国内のコーヒー価格も現在1トンあたり1億ベトナムドンまで回復した。
またブラジル側でも中部が同様に干ばつの影響を受けており、ブラジル最大のコーヒー産地であるミナスジェライス州はエルニーニョの影響ですでに3週間連続で雨が降っておらず、気象プラットフォームは今後5月いっぱい雨が降らないと予測している。

一方、ブラジル現地機関のデータによると、4月の価格上昇がスポットコーヒー市場での販売を加速させ、現在すでに2023/24年度のコーヒー生産量の94%を販売しており、昨年同時期の販売進捗を上回っている。しかし現在は、ロブスタコーヒーの供給量の少なさと新産季の不透明さから、販売が鈍化し始めている。
現在の天候状況や供給逼迫などの問題について、世界の金融サービスプラットフォームMarex Group Plcは、ブラジル、ベトナム、インドネシアの生産量減少により、来年世界のロブスタコーヒー市場で270万袋の供給不足が生じ、今後価格が上昇する可能性があると予測している。

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