Source:Best Coffee > News Author:qjroot Published:2024-07-10 17:51:34
現在、ブラジルコーヒーは収穫期を迎えている。コンサルティング会社Safras& Mercadoが発表したデータによると、ブラジルは今年のコーヒー生産量の58%をすでに収穫しており、過去5年間の平均収穫進捗率54%を大きく上回っている。

収穫の進みが速いのは、現在のやや乾燥した天候が収穫に有利に働いているためである。しかし同時に、高温・乾燥の天候はコーヒー生産量に悪影響を及ぼす可能性がある。
現在の実際の収穫状況を見ると、コーヒー生産量は理想に達しておらず、市場予想を下回っており、コーヒー豆がやや小粒になるケースも見られる。これを受けてブラジルの一部機関は新作物年度のコーヒー生産量を下方修正しており、たとえばMarexグループはブラジルのアラビカコーヒー生産量予想を260万袋引き下げて4400万袋(60kg/袋)とした。

さらに現地のコーヒー機関によると、実際の生産量は予想を10〜15%下回ると見込まれており、エスピリトサント州北部では一部のコーヒー農園の実際の生産量が市場予想の30%に満たないとの情報もある。コーヒー豆が小粒になっているため、60kg1袋を満たすにはより多くのコーヒー豆が必要となる。
しかしここ数日、ブラジルの一部のコーヒー産地では水不足が深刻化している。たとえばサンパウロ州の子産地モジアナ(Alta Mogiana)ではすでに100日以上雨が降っておらず、またミナスジェライス州では先週の降雨量が1.3mmと過去平均のわずか24%で、それ以前も3週間連続で降雨がなかった。
以前には寒波の気象報告もあったが、寒波が到来した後も気温はわずかに下がっただけで、寒波が終わると気温は以前の高温を維持し、しかも今回の寒波は降雨をもたらさなかった。

またブラジル最大のコーヒー協同組合Cooxupeによると、5月以来記録された降雨量はごくわずかで、一部の河川の水位が低下し、一部地域の土壌の水不足には注意が必要である。というのもほぼすべてのコーヒー産地で、過去の同時期の水準を20mm以上下回る水不足が記録されているからである。
現在最も深刻なのはミナスジェライス州のセラード産地で、同地区の水不足量は44mmに達し、干ばつ警告信号が発せられている。降雨量の不足に加え、現在コーヒー産地の平均気温も過去の同時期を2℃上回っており、天気予報によれば現在はパラナ州のみ少量の雨があるだけで、今後数週間のコーヒー産地の天候は依然として乾燥と干ばつが続く見通しである。

しかし干ばつにより生産量が予想に達していないことから、ブラジル国内および国際的なコーヒー価格は上昇を続けている。現地報道によると、6月のブラジル国内のロブスタ現物の平均価格は1袋1214.21レアル(約224米ドル)で、2001年の記録開始以来の最高水準を記録し、5月の平均価格から20.6%上昇した。一方、アラビカコーヒー現物の平均価格は1袋1349.21レアル(約249米ドル)で、5月の平均価格から15%上昇した。
国際市場では、ロブスタコーヒー先物価格はベトナムの干ばつによる減産で1トン4000米ドルまで上昇し、そこにブラジルの干ばつ減産の情報が加わって4627米ドル/トンまで急騰した。アラビカコーヒー先物については、ブラジル以外でも干ばつ天候がアメリカ大陸諸国、とりわけ北アメリカに影響を及ぼし、アメリカ大陸のアラビカが減産したことで、先物価格は1ポンド317.8セントまで上昇した。

しかし市場は今後発生するラニーニャ現象を懸念している。というのも過去数年間、ブラジルはラニーニャ現象の影響で深刻な干ばつと霜害を受け、ブラジルのコーヒー生産量が20%以上減少したからである。そして今回到来するラニーニャ現象は2025/26年度のコーヒー生産量を減少させる可能性がある。
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