Source:Best Coffee > News Author:qjroot Published:2026-08-17 14:02:15
コスタリカのコーヒーと聞くと、まずハニープロセスを思い浮かべる人は多い。この中米の生産国は独特の精製方法で知られる一方、標高と豆粒の大きさで区分する格付け体系も備えており、豆選びの際にはぜひ目を向けたいポイントである。

ハニープロセスとは、コーヒーチェリーを脱皮した後、ペクチンを一部残したまま乾燥させる精製方法である。ペクチンの残留量が多いほど、乾燥時に糖分が豆の中心部へ浸透する機会が増え、甘みと発酵由来のフレーバーもより際立つ。残留比率によって、イエローハニー、レッドハニー、ブラックハニーと大まかに分けられる。ペクチンの残留が少ないものはよりクリーンな風味に、多いものは甘みと複雑さがより際立つ。コスタリカの産地ではこの精製方法の運用が非常に成熟しており、「甘みのあるコーヒー」を体験する入り口のひとつとなっている。
コスタリカでは標高と豆の硬度によって等級を分けることが一般的で、SHB(ストリクトリー・ハードビーン)は通常、より高標高で栽培されたロットに該当する。標高が高く昼夜の寒暖差が大きいと果実の成熟期間が長くなり、豆の密度が高まり、風味成分もより凝縮される。購入時、豆袋の「SHB」の表記は、おおよそ高標高の高品質ロットの目印と見てよい。
いわゆる「ミクロン単位」やメッシュによる格付けとは、篩(ふるい)を使って豆粒の大きさを測ることを指す。より大きく均一な豆粒は焙煎時に均一に熱が入り、仕上がりの安定性も向上する。コスタリカなどの産地の生豆取引では、こうしたサイズ表記が標高表記と併用され、生豆の貿易等級を共に決定づけている。
ハニープロセス豆の焙煎は深すぎないほうがよく、中浅煎りから中煎りであればペクチン由来の甘みを保つことができる。前街ではハニープロセス系のシングルオリジンを展開する際、豆の詳細ページに産地、精製所、焙煎提案を記載しており、自分の好みと照らし合わせて選びやすくなっている。まずハニープロセスの甘みを感じたいなら、イエローハニー、レッドハニーの表記があるロットから始めるとよい。ハンドドリップでもミルク入りのカフェオレでも、甘くまろやかな味わいが感じられる。

まとめ:コスタリカのハニープロセスと格付け体系はそれほど複雑ではない。ペクチンの残留度合い、標高表記、豆粒のサイズという3つの情報を押さえれば、豆選びはずっと分かりやすくなる。
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