Source:Best Coffee > News Author:qjroot Published:2024-06-02 18:24:05
現在、ブラジルでは新産季のコーヒー豆の収穫が始まっており、とりわけロブスタ種でその動きが進んでいる。
データによれば、現時点でブラジルのロブスタ種の収穫進捗は新産季のコーヒー生産量の15%に達し、前年同期の12%を上回っている。一方、アラビカ種の収穫進捗は11%で、前年同期の7%を上回っており、収穫の加速は現在のコーヒー市場における供給不足の緩和に寄与するとみられる。

また、世界的なコーヒー供給の逼迫やベトナムの減産、さらに紅海危機による欧州とアジア間の物流時間・コストの拡大を背景に、ブラジル産コーヒーへの市場需要は著しく増加し、同時にブラジルのコーヒー輸出も伸びている。
ブラジルの地元コーヒー輸出業者とブラジルコーヒー輸出業者評議会(Cecafé)によると、ブラジルの2023/24年度のコーヒー輸出は4630万袋(60kg/袋)に達し、過去最高を更新する見通しだという。また、ブラジルの数量はベトナムやインドネシアなどの供給減少によって生じる空白を埋められるとの見方を示している。

Cecaféのデータによると、2023/24年度の収穫期において4月までのブラジルのコーヒー輸出量は3930万袋であったが、5月と6月は価格上昇に伴いブラジルの地元農園や貿易商がコーヒー豆の販売をさらに加速させたため、記録更新が見込まれる。
また、収穫が加速しているのは今後の天候への懸念も理由である。ブラジルの地元気象当局の報道によると、寒気がブラジルを覆い、霜が発生する可能性があるという。コーヒー農家は霜によるコーヒー樹への被害と減産を可能な限り避けるため、収穫を加速させている。

現在、極地気団はブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州に到達し、中西部へと移動している。リオグランデ・ド・スル州とサンタカタリーナ州の標高の高い地域では、最低気温がマイナス1℃からマイナス2℃に達し、霜が発生する可能性がある。
ブラジル以外でも、複数のコーヒー生産国がコーヒー輸出を加速させている。国際コーヒー機関(ICO)の報告によると、近い時期に多くの国がコーヒー輸出量を増やす見通しで、いずれも貿易商が12月にEUの森林破壊防止規則(EUDR)が発効した後に生じ得る問題を回避しようとしているためである。ICOは、輸入業者がコーヒー豆を欧州諸国へ急いで輸送しているため、生産国のコーヒー在庫は減少するとしている。

今年3月、EUは森林破壊防止規則(EUDR)の施行を延期する計画を発表し、国ごとにリスク区分に分類したうえで、区分に応じてより長い適応期間を設けるとした。
しかし現時点でEU当局はEUDRについて更新された詳細な説明を出しておらず、そのため貿易商は不確実な要素が生じることを懸念してコーヒー輸出を加速させている。これを受け、業界関係者の一部は、コーヒー輸出量が増加すればコーヒー豆価格は下落傾向となると述べている。何しろEUは依然として世界最大のコーヒー市場であり、ブラジル、ベトナム、コロンビアなどのコーヒー大国は引き続きEUと協力していくからである。

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