Source:Best Coffee > News Author:qjroot Published:2024-06-15 17:57:10
このほど、ブラジルコーヒー輸出業者評議会(Cecafé)は5月のブラジルコーヒー産業レポートを発表した。それによると、ブラジルは5月に439.7万袋(60kg/袋)のコーヒーを輸出し、当月の記録を更新、前年5月と比べて79.6%の大幅増となった。さらに史上最高の外貨収入となる10.17億米ドルを計上し、前年5月の外貨収入額と比べて85.9%増加した。

2020/21収穫年度には、ブラジルコーヒーは4570万袋で収穫年度の最高輸出量を記録した。一方、2023/24収穫年度の最初の11か月(2023年7月開始)ではすでに4370万袋のコーヒーを輸出しており、過去最高記録との差はわずか200万袋である。このためCecafé総裁は、今年度は周期輸出記録を更新する見込みがあり、かねて予想した4630万袋の目標を達成できるとの考えを示した。
2024年1月から5月にかけて、ブラジルのコーヒー輸出量は206.9万袋となり、こちらも記録を更新、前年同期と比べて52.1%増加した。また収入も前年同期比50.8%増の44.73億米ドルとなった。

1月から5月の期間、アラビカコーヒーの輸出は1565.4万袋で輸出総数の75.7%を占め、前年同期と比べて36.3%増加した。一方、注目すべきはロブスタで、5月に86万袋を輸出し、前年同期比559.3%増となった。さらに現在のコーヒー年度の11か月間では輸出量が741.2万袋に増加し、前年同期比499%増、今年1月から5月の総量は34.42万袋に増加し、前年同期比553.8%増となった。
これほど優れた成果を上げられたのは、コーヒー市場の需要が拡大する一方で、ベトナムとインドネシアが悪天候に見舞われてコーヒー産業が減産となり、供給が不足したためである。さらに紅海危機の長期化によって欧州・アジア航路が減少し、輸送期間とコストが増加したことから、市場のブラジルコーヒーへの需要が著しく伸び、同時にブラジルコーヒーの輸出増加につながった。

またブラジル側は、近年ブラジルのロブスタコーヒー産業が急速に発展し、品質も以前よりはるかに高くなっていると述べた。現在、伝統的なロブスタ産地に加えて、ミナスジェライス州、サンパウロ州、ゴイアス州でもロブスタコーヒー栽培に関する研究が始まっており、今後ロブスタの生産量は持続的に増加する見通しである。
しかし、現在のブラジルコーヒー産業はなお少なからぬ問題に直面している。下半期にはラニーニャ現象が高い確率で発生するとみられ、世界気象機関の報告によれば、アメリカ大陸地域で干ばつが発生する見込みで、ブラジル南部に影響を与えるとされる。ここはブラジルにおけるコーヒー、トウモロコシ、大豆などの農作物の主要栽培地域である。
一方で、同国の政治問題もある。このほどブラジル政府は税額控除の利用を厳格化する新措置を発表し、連邦のPIS-Cofins税額控除単の利用規則を厳格化することになった。

ブラジルコーヒー輸出業者評議会(Cecafé)によれば、これはコーヒー輸出企業のキャッシュフローに影響を及ぼし、コストに影響し、支出を増やして運営負担を重くし、最終的には世界最大のコーヒー輸出国であるブラジルの国際競争力を低下させるという。そして現在、国会が新政策を承認してからのこの4か月間で、一部の大豆やコーヒーなどの生産者が手持ちの農産物の販売を停止している。
現在、新収穫期のコーヒーはすでに先売りされているため、当面のコーヒー輸出状況には大きな影響はないものの、輸出販売の鈍化が長期化すれば国際的な買い手が他の代替供給元を探すようになり、それによって価格が上昇する可能性がある。

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